フェーンと局地風
1.おろし風
山から吹き降りる風をおろし風というが、これにはタイプ別にフェーン
現象とボラ現象に分別できる。
おろし風
- 気温が上昇
(1)湿ったフェーン
(2)乾いたフェーン
- 気温が下降
ボラ現象
2.フェーン現象
(1)湿ったフェーン
| 湿ったフェーン |
 |
- 湿潤断熱変化で上昇し、水蒸気は凝結し全て雨滴となり落下
した。後は乾燥断熱変化で下降し昇温した。
要するに南からの暖かく湿った空気が山の南側斜面にあたり
雨を降らせ水蒸気を全て失い風下斜面を下降した。
一般的にいうフェーン現象はこちらのタイプである。
(2)乾いたフェーン
| 乾いたフェーン |
 |
- 山の形にもよるが、山に吹き付ける風の強さと大気の成層の
安定度により、ある適当な上流の流速の時だけ山腹に沿い
強いおろし風が吹き降りる。(超しきい値の流れ)
- つまり地形や気象状況次第で南風以外でもフェーン現象は
起こる。
3.ボラ現象
- ボラ現象の場合、おろし風が山腹に沿い吹き降りている間は
断熱圧縮により温度は上昇する。がしかしもともと風上側で温
度が低かったから風下側の山麓に達した時の気温はもとから
そこにいた空気の温度より低い事になる。
4.考察
(Q)冬期、日本海側で水蒸気を雪として落とした空気が山を越え関東平
野に空っ風として吹いてくるならどうして空っ風は寒いのか?
(A)空っ風の源はシベリア寒気なので空っ風はボラ現象である。
|